
私は長い間、そう約15年間、
謎の体調不良に人生の大切な部分を持っていかれました。
30代後半で、夫が転勤になり、まずは単身赴任、
その後私が関西から東京への転居。
仕事を一から東京で始めたり、
不妊治療で体外受精を繰り返したり、
父の度重なる手術や逝去…。
本当にいろんなことがあって、落ち着いた矢先でした。
子供はあきらめて、仕事をして夫や仲間と楽しんでいこうと
気持ちはすごく前向きでした。本当に楽しかったんです。
ところが急に眠れなくなったのです。
何日もです。
心療内科に行ったら、なんと「うつ」と診断され
たくさん薬を出されました。
(今では、この時うつだったか疑問です)
それから1年、なんとかがんばるも、
とうとうボロボロになって仕事まで手放しました。
メドのない休職です。
家で寝ている毎日。
子供も仕事も遊びもぜんぶ手に入る人生のはずだったのに、
何もない。
どころか、夫に迷惑かけるだけの存在。
共働き前提で都心マンションを借りたので
すぐに家計はひっ迫しました。
はじめて、本当に死ぬことを考えました。
私はこの時本当にうつになったのだと、今は思っています。
でも、私は運がよかったみたいで、
死ぬこともなく、ある人の言葉に救われました。
それはさておき、そんなわけでそれからの私は
いわゆる「身体の弱い専業主婦」となりました。
41歳の時です。
「1、2年休んだら元気になるだろう」
それが過ぎた頃には「50歳からでもいいじゃん」…。
本当にいろんな療法を試しました。
西洋医学、東洋医学、新ジャンル、スピリチュアル系…。
中には体にそっと触るだけ、なんて施術もありました。
心療内科も調べまくっていったし、
脊髄の病気かと、入院も2回しました。
それだけで本が書けると思います(苦笑)。
その間、周りの人からよく言われたのが、
「病は気から」。
元気ださないといけないよ、と。
いやいやいやいや、私めっちゃ良くなる気満々やん!
あきらめてないし、時間もお金も体力も、
良くなることだけにかけてるやん!
だから、「病は気から」と言われると
正直すごく腹がたちました。
これがガンや脳腫瘍とかなら同情もされるだろうに。
メンタル弱いだけじゃん、と言われてるような
なんとも持っていきようのない怒りがわきました。
が、もしかしたら一理あるかもしれない?
と、13年もたったある日
気づかされたのです。
それが、「引き寄せの法則」です。
私は、前より良くなったところに目を向けずに、
「まだ体がしんどい、これでは仕事ができない」
「もとには戻ってない」
「まだこんなに薬を飲んでるし」…。
そんなことばかりにやっきになって、
目の敵にして、「不調」ばかりに固執していたのです。
もし、少しでも良くなっているところに目を向け、
「テレビが見られるようになった」
「本が読めるようになった」
「笑えるようになった」
「たくさん食べられるようになった」と
“良くなった証拠集め”をしていれば、
“私は元気になっている”という気持ちが、もっと“元気”を
引き寄せてくれたのでは、と今はそう思っています。
54歳にして出会った「引き寄せの法則」。
もし、41歳の私がそんなに患うと知ったら絶望してたでしょう。
でも、きっと私がそういうことを受け入れるまでに
必要な学びの時間だったのかもしれません。
何しろ、理詰めで生きてきた人間だったのです。
それからは、自分ができること、元気なところ、などを
書き出すワークをしたり、
感謝することを挙げるワークなどをしました。
そしたら、実にたくさんの恵まれた要素が出てきました。
そして、そちらに目を向けるようにしていったんです。
それから少しづつ自分の内面が変わっていきました。
体が元気になるには、もう少しかかったし、
今でも万全ではまったくないですが、
かなりよくなったと思います。
「病は気から」。
もちろんどんな病気でも治るとは思いません。
でも、私のように謎の体調不良で悩んでいる人がいたら、
いや、他のどんな病の方でも、
今できること、今健全な部分、今感謝できることに
目を向けてみてほしいと、心から思うのです。
きっと何かが変わるはずです。


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