たとえばみんなから憧れられるような40代女性。
きれいで、頭も良くて、経済的にしっかり自立できる仕事を持っていて。
だんなさまも高収入、かわいくて賢い子供が2人いる。
大きな家に住み、高級車を持ち、趣味も豊富。
夫婦仲も良くて、よく家族で海外旅行にも行っている。
そんな人と、地域の仕事かなんらかのことで関わることになったとして。
Aさんはこんな反応をします。
「わぁ、あの人本当に素敵！私の理想の女性だわ。
そんな人と関わることができるなんて最高♡いろんなお話してみたい！」
それに対してBさんは
「あの人といると自分がみじめに見える。収入も、夫も、容姿だって、
何を比べてもいいところのない私。あの人とは関わりたくないな、憂鬱になる」
そしてCさんは
「なんかあの人高級車を乗り回して、話していてもなんか自慢げ。
マウントとってきそう。なんかイヤな感じ。あの人ばっかりいい目をみて。
なにか不幸なことが起こればいいのに」
Aさん、Bさん、Cさんは世間的に見れば同じような境遇だったとして。
良い引き寄せを起こすのは、言うまでもなくAさんだとわかりますよね。
引き寄せの基本にもあるように、
「願いを叶えた人」と長く一緒にいるというのがありますよね。
わくわくして波動が高い人と一緒にいると、自分も波動が上がるからです。
こうして並べると、あり方としてAさんが良いのがわかるのですが、
実際にそうできる人はどれだけいるでしょうか。
私はといえば、ずっとBさんでした(*_*)
なんだかキラキラしている人には気おくれしてしまって、
勝手に自分がみじめに思えていたんです。
特に、休職してからは、仕事も子供も趣味もない自分、
なにもない自分を卑下してばかりいました。
たとえば、かっこいいだんなさんや子供までいる、
きれいな女優さんをテレビで見ても、
本当にみじめな気分になっていたのですから重症ですよね。
え、女優さんと比べてるの？て感じです(笑)。
人の幸せを見たくないモード全開で過ごしてきたんですね、
本当にバカみたいです。いやバカです。
じゃあCさんはどうでしょう。
理想的な生活をしている女性が普通に話しているだけでも
「自慢している」「マウントをとってくる」と曲解し、妬み、
時にはイヤミなどを言ってしまう。
そういう人もやっぱり良い引き寄せとは遠いですよね。
ネガティブな波動がバンバン伝わって、きっと関係もぎくしゃくするでしょう。
どんな人とのおつきあいにも、良い気分でいると波動が上がります。
理想的と思える暮らしを手に入れている人は、おそらく波動が高いので、
Aさんのようなあり方でいると、波動も合って良い関係が築けるでしょう。
そういう在り方だと、Aさんの周りには波動の高い人が集まって、
気づけばAさんも理想を引き寄せていたりします。
私は昔からの友人には恵まれていましたが、
前述したように、病気になってからは卑下するあり方だったので、
交友関係もぜんぜんうまくいきませんでした。
そして、自分は社会復帰できないから
素敵な人たちと交流が広がらないと考えていました。
インスタもFacebookも、アピールすることがないと思いできませんでした。
そして引き寄せの法則を学び始めて、ここでも自分も間違いに気づいたのです。
自分で勝手に自分をみじめにしていたんですね。
でもまだ自分を卑下するクセはなかなか抜けません。
なんだか腰が引けてしまうんです。
とはいえ、この時代にフリーランスで仕事をするとなったら、
そんなことは言ってられません。
自分が本当に叶えたいことがあるから、いろいろ始めました。
インスタ、Facebook、ブログ…。
これは今では幸せアピールだなんてぜんぜん思っていません。
むしろ勇気を出して自分を知ってもらっている感じです。
そうこうしているうちに、昔お世話になった方とつながったり、
新しい出会いがあったり。
そこからお仕事の話などが広がると、
私が考える“キラキラしている人”にも会いに行きたいと思えるようになりました。
今は願いを叶えている人にこそ、出会いたいと思っているのですが、
実はそちらの方が難易度が高いんですよね(笑)。
そして、いちばん重要なのは、理想と思える人だけが、
幸せなのではないということ。
その人の幸せはその人が決めること。
こんな簡単なことが腑に落ちるのに、本当に長くかかりました。
もしこれを読んでいる方が、女性でも男性でも、10代でも60代でも、
Aさんであってほしいと思います。
きっと素敵な引き寄せが起こるはずですから。
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