今日はちょっと暗いめな話になるかもしれませんが、
私がすごく弱っていた時、治ったら絶対にこのことを
誰かに話したい、話さなくてはいけないと思っていたので
今日話します。
私は41歳の時にひどい不眠症になり、
そこからみるみる体調を壊して、やがて療養生活に入るのですが。
絶望してうつ状態になっていたのは、ほんの数カ月だったと自覚しています。
それからはひたすら体調不良の日々でした。
でも結局原因がわからず、相変わらずひどい不眠だったので、
自律神経のせいということで心療内科に通っていました。
一刻も早く治りたかった私は、
テレビに出ている有名な先生や、良いと言われる先生を頼って病院に行ったのですが、
なかなか効果が出ず、2年周期くらいで病院を変わっていました。
民間療法もあらゆる手を尽くしました。
高額な整体、新しい外国の医療、鍼の大御所、霊能者まで、
本当に元気になることへの執着はすごかったと思います。
そんなこんなで何年か経ったころ、
これまで経験したことのなかった精神的な症状が現れました。
不安というか恐怖というか、パニック障害に似ていて、
どうにも座っていられない、胃のあたりがザワザワして
怖くてどうかなりそうな感覚でした。
その時通っていたのは、名医と言われる遠方の医院で、
すぐに夫に車で運んでもらったけれど、何時間も車の中で震えてしまい、
一度そんな症状が出たら、近くにお医者さんがいないと怖くて暮らせなくなりました。
そこで、比較的家の近くで病院を探すことにしたのですが、
その時はもうその発作のようなものがいつ起こるかわからなくて、
先生が見つからないことでパニックになりそうでした。
この先生なら、と思って通うことを決めて、
2回目に行ったらひどく感情的に怒られたり、
また別の病院では「こんなに導眠剤を飲んでたら人として使い物にならない」と
吐き捨てるように言われたり…。
どれもネットでは名医と言われる先生方です。
それでも近くに信頼できる先生がほしくて、
予約制ではなかったのですが長待ち覚悟で新しい病院に行きました。
東京・蒲田の広い個人病院です。
私はできるだけ手短かに自分のことをわかってもらえるように、
これまでの投薬歴、病歴・病状をA4紙2枚にまとめて持って行きました。
待ちに待ってやっと自分の番が来ました。
なぜか震えるほどドキドキしていたのを覚えています。
そして自分の番が来て、紙を渡し、心身の病状を簡単に話し始めました。
するとその名医といわれるその先生は、
「さっきからごちゃごちゃ言って!こんな紙書いてきて。暗いんじゃないの?!
具合悪いんでしょ、精神的も肉体的もないよ。具合悪いんでしょ!
副作用がどうのこうのって、出された薬のんどけばいいんだよ!」
と、まさに恫喝したのです。
私は唖然としました。
断じていいますが、私はめんどうくさい患者ではありませんでした。
今なら返す言葉も浮かびますが、
その時は例のパニックのような精神状態になり、
すぐタクシーに乗って家に帰りました。
そして家に着くと、人生でいちばん大きい声で泣きました。
それからは怖くてしばらく蒲田駅に行くこともできませんでした。
テレビやマスコミで人気のお医者さんと、
精神を病んでいるとされる専業主婦。
もちろん後者の私は弱者でした。
心療内科や精神科の先生は、いろんな患者さんを相手にして
ストレスをため、おかしくなっている方もいるそうです。
でも、どこで、誰に話しても、私は弱者です。
弱者が強者を頼っていって、軽く扱われ、さらに弱者になる。
弱者はどこまでいっても弱者…。
そういうことが起こっているということを伝えたいと思いました。
もちろん、誠実な先生もいるでしょう。
その後私はおだやかな先生に出会いました。
それでも、ドラマに出てくるような会うだけで安心するような先生は
残念ながらなかなかいません。
もし、これを読んでくれている方が、
心療内科や精神科に通っていて、理不尽な思いをしているとしたら、
それはあなたのせいではありません。
お医者さんだけが正しくて、患者さんが間違っているのではないのです。
自分を責めたり、悲観したりせずに、
できるだけ軽く考えてほしいのです、「もっといい先生に診てもらおうっと」て。
いくらテレビに出ていてもマスコミに引っ張りだこでも、
あなたが癒されないなら、あなたが決めればいいのです。
病気が治ることへの執着、有名医への執着、通い続けることへの執着…
ぜんぶ私はしくじったと思っています。
執着は引き寄せの大敵でもあるからです。
今その蒲田の先生に言ってやりたい。
「その節は恫喝していただいてどうも!
私は、医学はまったくの素人の善人さんたちに
治していただいて社会復帰しております!」と。笑


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